事例: 久留米大学附設高等学校

自主性のあふれる高校で、制作された文化祭のPR映像。

久留米大学附設高等学校
荒巻 凌さん

久留米大学附設高等学校は、福岡県内陸部に位置し、中高一貫の私立進学校。九州でもトップレベルの難関大学や医学部への進学率を誇っている。個性的な生徒が数多くいることでも有名で、 国際数学オリンピックや高校生クイズ全国大会への出場実績、歌会始への入選実績がある。
同校出身の著名人としては、ソフトバンクモバイル社の孫正義社長、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏、ライブドア社元社長の堀江貴文氏などがいる。
久留米大学附設高等学校では、毎年文化祭の「男く祭」を実施している。その特色は生徒の自治制であり、生徒による実行委員会の主導のもと制作・運営されている。独自ドメインの自主的なPRサイトの解説や、パンフレットの制作、PR映像も行う本当に積極的な学校である。今回、「男く祭」のPR映像を荒巻 凌さんが、CINEMA 4Dなどを使い制作した。

PR映像に3DCGを取り入れる試み

最近、プロが作成するようなPR映像や展示映像でも3DCGが使われているが、荒巻さんのやり方も普通のプロと変わらないPRのひとつの演出として、3DCGを取り入れて制作している。
「久留米大学附設高校の文化祭「男く祭」のPRを目的に制作しました。ただ映像を繋ぐだけでなく、文化祭での時系列を紹介するために、3DCGでドミノを作成しました。まず始めにCINEMA 4D上で背景部分となる机と壁、照明用の電気スタンド、フォトフレーム、壁に吊り下げている写真などのオブジェクトをモデリングしました。続いてドミノのオブジェクト(立方体プリミティブから作成)をMoGraphのクローナーオブジェクトで複製した上でダイナミクスの設定を行いました。なお、ダイナミクスは編集中の利便性を考えてキャッシュを固定しています。フォトフレーム内に表示されている動画部分は外部コンポジットタグを利用してAfterEffects上で合成しました。」

初心者なのに1週間で制作

「制作は、モデリングからAfterEffectsでの仕上げを含めておよそ1週間です。CINEMA 4D上でのレンダリングは約55時間で完了しました。全くの初心者だったのですが、意外とすんなり扱うことが出来ました。物理演算なども非常に容易に設定できるのがありがたいです。オブジェクト類は全て自作です。マテリアルはCINEMA 4Dのプリセットを利用しました。」

操作方法は、YouTubeやVimeoの動画を参考に色々な機能や手法を学んだという。
「ある程度は自力で試行錯誤したところもありますが、解説動画の存在は大きいです。他に扱った3DCGソフトウェアというのもフリーソフトウェアのBlenderやMetasequoiaくらいしかないのですが、それらよりは断然使いやすいと思っています。ぜひぜひ他の学生さん方にも利用して欲しいです。」

きっかけは無償学生版

「以前からCGに少し興味があったというのもありましたが、他のWebサイトでCINEMA 4Dが学生向けに無償で1年間のライセンス提供されているという記事を読んでMAXONさんに申請させていただきました。久留米大学附設高校の文化祭「男く祭」おいては、生徒によって組織された「映画プロジェクト」による自主制作映画が毎年恒例行事となっています。映画プロジェクトにおいてAfterEffectsやPremiere Proなどを扱える先輩や同級生たちと協力し、品質の高い自主制作映画を作ってみたいと思っています。 その際にはぜひCINEMA 4Dを活用したいです。」

プロフィール

久留米大学附設高等学校
荒巻 凌さん

作品のURL:http://www.youtube.com/watch?v=fKPzZv5SYrY
久留米大学附設高校生徒会:http://fusetsu.info/
第41回男く祭公式サイト:http://otokokusai.com/